『悪いホームページの見分け方 1』
 ホームページが花盛り



歯科医院のホームページ(以下HP)が増えています。
当院のHPを作ったのは2001年で、もう6年前のことになります。
その頃は、HPを持っている医院は極めて少数派でしたが、今ではごく当たり前、、、百花繚乱の様相を呈しています。

ところで、医療の広告は法律で厳しく制限されています。
例えば歯科ならば、2007年現在、一般歯科、小児歯科、矯正歯科、口腔外科、この4つしか標榜できません。

最近の患者さんの声に「歯科医師の得意分野が知りたいのに分からない」というものがありますが、駅や電話帳の広告には「歯周病科」とか「インプラント専門医」と表記してはいけないのです。
だから法律のグレーゾーンを使って「インプラント研究所」のように記載している歯科医院が多いのです。

それに対して、HPに対する規制はかなり緩いものとなっています。
駅の広告などは「嫌でも目に入ってくるもの」であるのに対して、HPは患者さんが「目的意識を持って自ら検索するもの」だから、というのがその理由です。

同様な理由で、院内の掲示物には得意分野を表記しても良いわけですが、道路に面した部分はダメ、例えば窓ガラスなどに「笑気鎮静法」などと書いてはいけないことになっています。

HPのおかげで、「歯周病に力を入れている」「口臭の測定が出来る」「レーザー治療を積極的に導入している」「予防を重視している」などの情報を発信することが出来るようになりました。
患者さんにとっても医院を選択する際に参考になるわけです。

しかし、それでもやはり医療は他の業種とは違って規制が多いのです。
誇大広告は他の業種でもタブーなのでもってのほかですが、医療では比較広告もダメです。

それから「患者の体験談や感想」もダメです。
「40歳主婦。親知らずを抜いたんですが、全く痛くありませんでした。もう他の歯科医院には行けませんね。」という類のものです。

「比較広告」や「患者の体験談」がダメなのは何となく理解できますね。
医学的知識がない人を惑わせますし、何より広告に嘘があった場合でも見抜けないですから。 そして、もし嘘が発覚したとしても、上記の2つには逃げ道があるんです。 「相対的なものであって絶対的なものではない」とか「あくまで個人の感想ですから」と言えば済むわけです。

さて、とにかく膨大な数の歯科医院のHPですが、良いHPもあれば、悪いHPもあります。 その見分け方を以下に記してゆこうと思います。


<BACK TOP NEXT>


〒251-0033 神奈川県藤沢市片瀬山3-7-3
TEL 0466-28-1374
0120-241829(つよいはにく)